2017年01月12日

あなたの体の中にいる「100人の名医」を探せ!

 今回は、医療ジャーナリストの中村敬三さんからの受け売りです。
 古代ギリシャの医聖ヒポクラテスは、「人間の体の中には生まれながらにして、100人の名医がいる」と言いました。名医とは、私たちの体に備わっている「自然治癒力」や「ホメオパシー(恒常性機能)」や「免疫力」などを言ったものと思われます。
名医が体の中にいるのであれば、敢えて健康診断やがん検診など受けなくてもいいのでは、と私は思うのですがどう思われますか?
それでも、お医者さんを信頼していない訳ではないので、QOL(quality of life 生活の質)が、極度に落ちるような体調になれば、お医者さんの治療を受けますが、実のところ、少々のことでは、クスリも飲みませんし、病院にも行きません。
 さて、体の中にいる「100人の名医」を何回に分けて紹介しましょう。今回は6人。

1人目の名医の働かせ方
腸内環境を整えて免疫力、治癒力を向上させる
腸内環境が整うことで免疫力の70%を支えることができると言われています。腸内フローラは、腸内細菌のバランスが、日和見菌(60%)、善玉菌(30%)、悪玉菌(10%)の黄金比率の状態を言いますが、生後1歳までに築かれた腸内フローラは、生涯にわたって変わらないと言われています。ですから、潔癖症のお母さんに育てられた子供は、必ずしも健康な腸内環境であるとは言えません。豊かな腸内環境を作ることが、1人目の名医の働かせ方です。
①プレバイオティクス(善玉菌の餌になる食べ物)、食物繊維(水溶性・不溶性)、オリゴ糖(2週間で善玉菌が40%増加します)②プロバイオティクス(善玉菌を活性化する発酵食品)ヨーグルト、納豆、キムチ、味噌などがあります。①②を常食することで善玉菌の「マイ乳酸菌」を増やすことができます。

2人目の名医の働かせ方
お腹の血流を良くすることで、腸の働きを活性化する
お腹のおへそ辺りの素肌に両手を重ねて、ゆっくりと右回りに回します。下腹部、上腹部も同様に回します。お腹が温かくなるまで、ゆっくりとまわすと内臓の血流が良くなり、内臓の機能が高まります。同時に、インナーマッスルである腸腰筋を刺激すると血流が良くなり、筋肉が柔軟になり転倒防止効果にもなります。朝晩50〜100回ほど回します。

3人目の名医の働かせ方
腹部のインナーマッスルを強化して、内臓機能を活性化する
お腹を意識的に強い力を込めて、へこませたり、膨らませたりする「イン・アウト運動」をします。コツは「イン」で吐いて、「アウト」で息を吸う。座りながらも、寝ながらも、歩きながらもできる腹筋運動です。

4人目の名医の働かせ方
腹圧を強化して内臓下垂を改善し、呼吸を楽にする
腹圧を高め呼吸を大きくする呼吸法を行ないます。先ず上向きで寝ます。膝を立てて、両手をおへそに重ねた状態で置き、両手でおへそを押しながら息を吐き出し、お尻の穴をおへそに近づけるように息を吐き切ります。これを3〜5回行ないます。息を吐き切ったら、胸で息を吸いますが、両手で押さえた手の圧力は緩めず、お腹のふくらみを押さえつけるように維持します。横隔膜に大きな圧力がかかるので、呼吸が楽になり、大きな呼吸をしやすくなります。

5人目の名医の働かせ方
脾臓を強化してリンパの流れを向上させ、免疫力を高める
お風呂上りに、冷たいタオルで左脇後ろにある脾臓を冷やすと、脾臓が活性化して、リンパ液の流れをスムーズにし、免疫力、甲状腺機能の向上になります。

6人目の名医の働かせ方
血管を刺激して血管を若返らせる
血管刺激の要領は、血管を押さえてしごくという簡単なものです。先ず、片手の甲を上にして腿の上に置きます。その手の甲に反対の手のひらを重ねて、圧力をかけてしごきます。次に、手首を反対の手で握ってしごきます。さらに、前腕部の腕を握り、上下にしごきます。肘、上腕部へと移り同様に握ってしごきます。足は腿、ひざ、ふくらはぎ、足の甲を両手でつかみ上下にしごきます。反対側も同様。次に、顔は両手で顔を包み圧をかけて、上下にしごきます。胸は両手を胸に合わせておき、圧をかけて上下にしごきます。この要領で、体の各部に圧をかけてしごきます。体がポカポカしてきて、血流が良くなったことが分かります。

氣導術通信『ぱてぃお』2017年1月号より抜粋
  


Posted by ツキを呼ぶ男 at 07:19Comments(0)