2025年03月18日

2025年 3月18日 私の好きな作家 芹沢光治良

読書が趣味の私でも、生涯に渡って3度も読んだ小説(本)は、
芹沢光治良『人間の運命』だけです。
芹沢の自伝的長編小説で、3部14巻からなるので、読み切るのに結構の時間を要します。
最初に読んだのが30代。
この頃は、長編小説を読むのが好きで、多くの作家の自伝的私小説を読み耽りました。
10年以上経った40代に、この本の第1巻を手に取って読み始めた時、「何か以前に読んだ気がするなぁ!」くらいの思いはしました。
読み始めた手前、途中でやめられず14巻読み切りました。
最後まで、以前に読んだことがあるということはすっかり忘れていました。
文庫本14冊、調べてみたら既に自分の本棚の奥の方に鎮座していました。
芹沢光治良は、私の師事するカリスマ経営コンサルタント・船井幸雄氏の多くの著作群の中で、名前が挙げられた唯一の小説家です。
船井氏の奥様の大好きな作家だったようです。
小説など読むとは思えない船井幸雄氏の著作の中に「芹沢光治良」の名前があったので、
興味を覚えて芹沢光治良の著作も手当たり次第読みましたが、それが30代であったか40代であったかは定かではありません。
そして60代になって、新たな気持ちで『人間の運命』を手に取って読み直しました。
この時は、以前に読んだことがあることはしっかり意識していました。
3度目とはいえ、この時も新たな感動があったものと思います。
死ぬ前にもう一度読んでみたいと思っています。
そのために、『人間の運命』の豪華な装丁本を手に入れています。
4回目はこの装丁本で感動したいと思っています。
死ぬ一歩手前では、読書する気力も無くなっているでしょうから、
まだ少し元気なうちに読み始めようと思っていますが、いつのことになるやら。
芹沢光治良は90歳を過ぎても書き続けていました。
晩年の著作は神がかっているように思えますが、芹沢の言うことなので納得できます。
もしあなたが、リタイアして暇を持て余しているようでしたら、
『人間の運命』は、ぜひお薦めしたい小説です。
自分以外の壮絶な人生を経験できることと思いますよ。


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Posted by ツキを呼ぶ男 at 05:00│Comments(0)令和徒然日誌
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